SXQ!・ロシア〜リトアニア・ツアーも帰国の時を迎えました。ロシア編が終わってからはなんとなく惰性で動いてたような気もします。早朝、昨晩の酔いも完全に抜けていない状態でバタバタと空港へむかいました。
ヴィリニュスからモスクワへ。モスクワで12時間のトランジットがまっています。最後の1時間がこれまた長いんだよねー。
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はい。現在モスクワの空港で地獄の12時間監禁状態中。せっかくなのでリーダー松本に今回のツアーについてインタビューしてみましょう。よろしくおねがいします。
まず今回の旅のMVPは?
松「それぞれの役割が明確だったですね。戦隊モノのかんじで。だから誰が一番貢献したかというのは言えません。」
そうですね。まったく同感です。
ではベスト・パフォーマンスだったと思う場所は?
松「たぶんね、ニジニノヴゴロドのレコードですかね。とにかくSXQ!はスケジュールをつめてライブをしたことがなかったんだけど、いい感じにバンドサウンドになってきた、ちょうど食べごろな演奏だったと。それにあの日はたっぷり演奏できたし。」
次。もう一度行ってみたい場所、もとい、今からでも帰りたい場所は?
松「あー、全部だね。もう一回全部回りたいね。まーこう言っちゃうと投げやりな感じだから、あえていえば、サンクトのカフェ。」
イエス。激しく同感。やっぱあのネーチャンの笑顔と壷焼きっすかね。
松「そう壷ね。」
(注;名前が思い出せないロシアの肉じゃが。壷に入っていてジャガイモと牛筋ににんにくたっぷりのシシューのような食い物)
じゃー、一番の美人は?こりゃーもーリューダにしときますか?
松「(笑い)じゃー次いってみよう。」
そうっすねー。一番しんどかったのは?
松「あの日だね。」
というと
松「あの、おなか壊した日。これはロシアのニジニ〜ヤロスラブリの移動中だったかな。ただね、ロシア国内では苦労があんまり苦労に感じられなかったっていうか。こっちもテンションあがってて。それでリトアニアにぬけて、いわゆる先進国っていうか、、」
西側に入って気がぬけた?
松「うん。自分でも驚いたんだけど、ささいなことで精神的にヤバくなって。」
それは日記にも書きました。しんどかったですね。
松「でも今ロシアにもどってきてまたあのテンションも戻ってきた。」
ハハH。
松「演奏はそれを反映してるかもね。くらべて聴いてみないとわかんないけど。やってるときはまったく気がつかない。」
そうっすね。
松「あー、それでね、関係ないけど、思い出したことがあって、いく先々でテレビや雑誌なんかのインタービューをうけたんだけど、インタビューアーがすごく洗練されているような気がした。けっこう自分でも考えてなかったようなことを聞いてきてくれて、逆に自分の頭の中が耕された。まーロシア語から英語を経由して日本語でしゃべったので大変だったけど。」
それ、わかります。インタビューされると言葉にしますからね。漠然とこんなもんだろって思ってたことが言葉になったときに、あれこんなことだったっけと思ったり、そうかそういうことだったのかと新しい発見があったり。で、どんな発見がありましたか?
松「あー例えばねぇ、すごい基本的なこと。なぜ5人なのかとか、なぜサックス・アンサンブルっていうかたちをとっているのか。なぜ実験的なのか。その辺からインタビューが入っていくんだけど、こっちが返す回答に、もい一度つっこみが入って、言葉の所為かもしれないんだけど、自分の無意識世界をふっとのぞいたような、ヘンなかんじ。」
松「あとね、なんで日本でやってんのかとかね。日本じゃこんなにお客が入んないとかいうと、じゃーなんでこっちで活動しないんだってつっこまれる。」
でも東京がいいんでしょ?
松「そうそう。もちろん。」
なんでですかね。
松「生まれた所に責任とるっていうわけじゃないけど、、。」
やっぱそうっすよね。
松「2つ考え方があって、自分にもっとも適した場所を探し出して住む。これもいいと思うんだけどね。」
じゃー今回の旅でそういう”自分に適した場所”ってありましたか?
松「うーん。今回のなかではないかもね。」
あったら日本に帰ってないか。
松「(本当にそこに住んでしまうのは)実際には無理だけど。ロシアで生活すんのはそうとうタフじゃないと。」
やっぱり東京でヤワになってますかね。われわれ。
松「ある面ではそうだと思う。でも東京は東京の厳しさがあるから。天国で暮らしてるわけじゃないし。」
そうですね。まー東京で頑張っていきましょう。
松「そうですね。」
ありがとうございました。
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とかなんとかダラダラ過ごし、途中”ゴールデンエンジェル”木村マサヤが次の旅(!)に向け出発。
彼はここからスコットランドに渡り、別のバンドのツアーです。タフだなー。個人的には今回のMVPは彼なんじゃないかと思ってます。とにかく朝から酒のんでずっとテンション高かったし、年が近いってこともあってか、リーダー松本と野球のピッチャーとキャッチャーのような関係をふと感じたりもしました。インタビューでも松本氏が語っていたように5人それぞれのキャラクターがいかんなく発揮されたツアーだったように思いますが、いつもゴールデンエンジェルにキメてもらってた日々でしたね。旅の無事を祈ります。
12時間まって9時間のフライトで成田到着。おつかれさま−!
日本は暑いっす。しっかし天気良かったですねー。こうして東京の写真をみると東京ってすごく特殊な場所なんじゃないかと思えてきます。アレクサンドルフの少女たちが来たらなんて思うんだろう。
とういうことで我々はまた東京で鼻息荒く頑張っていきますのでどうぞよろしく!
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