day #11 & #12

シアトルは東京に似ているところがあります。ボストンとはもっと共通することをみつけることができます。とにかく危険を感じないし、町並みはリベラルでインテリジェンスな空気に満ちていて、違うことといえば、車が反対車線を走っていることと、車道や歩道がとてもきれいなこと。ボストンには古い建物や道がありましたけれど、シアトルの風景はすべて新しいパーツで構成されています。
フェニックスの町並みからはレゴブロックでできたレゴタウンのような規格を強くかんじさせましたが、シアトルにもそれほど主張はないものの、おなじようにパーツのテイストを感じます。

day #11
shiroataustin.jpg
話は遡ってSXSWの翌朝、朝4時にホテルを出発。シローのフライトが早朝なのでそれにあわせて午後出発の我々も一緒にシャトルバスでオースティンの空港へ向かうことに。
途中だけの参加でしたが、SXSWでも我々の成功はシローの活躍なくしては語れません。ありがとう。

byplain.jpg
飛行機にのって

austinview.jpg
オースティンの上空です。このビルの立ち並ぶ区画で音楽イベントが開催されました。さすがに豪快ですなー。じつはシローとわかれてから飛行機が出発するのに8時間以上。次回の旅は旅程をじっくり計画すべし。今回は沢山の移動があったのでだんだん慣れてきました。

結局シアトルについたのは日没後。有名なスペース・ニードルです。
seattle1.jpg

ロスでお世話になったアイちゃんと再び合流。シアトルに住んでいる彼の友人宅へ顔をだしにいくと、マンションの中庭にコブシの花が咲きそうなところでした。
kobushi.jpg

さすがに北の国だけあって東京以来のジャケットをひっぱりだすくらいの寒さ。オースティンでは真夏の陽気だったので季節が戻ったような(早くなってすでに1周か?)気分です。ここでも桜が咲いてました。今度の旅のキーワードはすべての場所で桜が咲いていたこと。まるで花咲か爺さん。だといいですねぇ。

day #12
axianddastin.jpg
翌日、12日目。昨日の疲れでどっと寝たあと、ダスティンとともにシアトル名物のコーヒーショップへ。スタバよりはもちろん旨かった。

その後、シアトル出身の我らがアイドル、ジミ・ヘンドリックスの展示を見に行きました。
jimiexperience.jpg

見たことのない初期のジミの演奏が見られたり、彼が演奏したギター(壊したヤツらも)の展示があったり。街角には彼の銅像が。
これです。
jimi1.jpg

ジミヘンもキーワードの一つですねぇ。フェニックスのデイブ宅でみたエクスペリエンス初期のDVDからはじまって、オースティンでも、そしてここシアトルでも彼の存在を感じました。ありがとうジミヘン。

spaceneedle.jpg
昼間のスペース・ニードル

monorail.jpg
モノレールが走っていることをのぞけば代々木公園周辺なかんじ。

夕方5時に会場のLo_Fi Performance Gallery入り。
lofi1.jpg

lofi2.jpg
Lo Fi Galleryは最近カフェやレストランがオープンしはじめた地区にあるハコ。オーナーのスコットによると彼がここで働き始めたのはここ3ヶ月とのこと。以前は絵描きのギャラリーだった名残で音楽イベントの他にもギャラリーとして月ごとに展示もある。ジャンルはジャズやエクスペリメンタル、たまにヒップホップやレゲエ。

lofi4.jpg

lofi5.jpg
セッティングもビルの手配のおかげで無事終了。用意してもらったMackieのミキサーがラックケースにマウントされていてで場所をとりすぎるのでコンパクトミキサーを2つ借りてライブすることに。ハコにはジョシュというエンジニアがいてうまいことミックスしてくれました。

リハのあと近所のドイツ居酒屋で飯。今回の旅ではメキシカンとドイツ料理が多かったなぁ。
seattlegermany.jpg

イベントはゆるゆるのスケジュールで最初がObelus。シンセドラム担当とギター、エフェクター、それにペダルベースを演奏する二人組にソフトウェア(やっぱりエイブルトンのライブ)をつかってライブミックス担当が一人のユニット。

次がプリペアード・ギターリストのビルの演奏。とにかく色んなものを膝に乗せたギターに差し込んでドローンを作る演奏方法はまったくのオリジナルで彼のそういう姿勢にインスパイアされました。音楽も単にチャンス・オペレーションに頼るだけでなくオーガナイズされていて、それぞれのパーツをきちんと使いこなしていました。スペースを感じさせるすばらしい演奏でした。
billhoristinlofi.jpg

その後ゆるゆると演奏開始。
qh02lofi.jpg
もうやることはわかってる余裕があって楽しく演奏できました。お客さんはこの手の音楽にはあまりなじみがないようでしたが(当たり前かもしれませんが、、)最後は盛り上がってくれてうれしかったです。
なによりこの旅でいろんな経験ができたことがシメのライブにうまくつながった演奏ができました。

ライブ後、ビルの彼女と日本語講座。二人とも日本語に熱心で近々東京で彼の演奏が聴けるかもしれません。ぜひチェックしてください。

information: www.billhorist.com

ということで最終日も無事終了。アップは帰国後になるかも。
帰るまでが遠足だからね。後少しでゴールです。

D


Posted by fujiwara at March 19, 2008 11:20 PM