sxq!  russia~lithuania tour #5

2段ベットの上のほう、楽器と添い寝で列車に揺られて8時間。朝の6時にモスクワ到着。東京並みに暖かくて拍子抜け。こちらのスタッフが出迎えてくれました。

早朝の町並みですが、サンクト・ペテルブルクとはまったく違う顔をしています。広告の多さと雑多なところがロサンゼルスっぽい、、か。

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案内されたホテルは、「こんなところに?」という場所でした。

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なんというか、公団住宅街ですな。日本でいうところの高度経済成長下につくられた初期コンクリート建築物。古くなったものも見受けられます。

スタッフが観光もすすめてくれましたが、今日本番ということもあるし、移動で疲れていたのでホテルでゆっくりすることにしました。

夕方、スタッフが迎えにきてくれました。車が手配できなかったのでいわゆる白タクで会場入り。タクシー料金が高いロシアではまったく普通のことのようで、運転手もなれたものでした。こういうところも自由主義なんでしょうか。あるいは昔から乗り合いだったのかも。

会場の名前はドム。
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ドムはモスクワからのブッキングをしてくれているリューダさんの亡くなった夫がたちあげたイベントスペースで、バナは「渋さ知らズ」で一度出演しているところです。

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会場内

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オリジナルのポスターが飾ってありました。これ以外にも数種類。迎えてくれているのが伝わってきて嬉しいっす。

我々の音だしもそこそこに、対バンのセルゲイ・レートフひきいる「サックス・マフィア」のリハーサルが開始。ドイツ人のマルチプレイヤーがサックスとピアノ、カオスパッドやテルミンなどのエフェクターを駆使し、もう一人のリード奏者とトリオで演奏。セルゲイとは12月に来日が決まっていて、SXQ!と再び一緒になります!
本番ではドイツのサイレント・ムービーに即興で音をつける、というパフォーマンスでした。SXQ!のメンバーもセルゲイ初め、彼らのテクニックに驚愕。まったく無理のないセルゲイの奏法は私の目指すところでもあり、勉強になりました。
その間、ロシアの公共放送の教育チャンネルのインタビューがあり、全国放送されるようです。

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セルゲイ率いる”サックスマフィア”の素晴らしい演奏に触発され、リーダー松本もちょっと緊張ぎみ。こういう時ってリーダーは大変なのです。そして最後に我々の出番。

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満員のお客さんの前で、はじめから飛ばすSXQ!。若いお客さんを中心にどんどんヒートアップしていき、キメはバリトン吉田のソロ!譜面台を叩き落とすパフォーマンスでボルテージは最高潮に!大歓声のなかアンコールも演奏して最高の夜になりました。演奏後は日本語を勉強中のロシアっ娘や日本大使館の公使の方などと語らい、リューダの好意で即席打ち上げを会場で行いました。

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その後、バナの友人のスヴェータとリューダのスタッフであるマックスが夜のモスクワを案内してくれました。珍しく暖かなモスクワの夜を良いパフォーマンスのあとブラブラするのは気分が良いです。

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夜の赤の広場は思った以上に「来る」ものがあり、しばらく言葉を失いました。ロシアの誇り、至高へ突き進む自負などを強く感じます。

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さすがに夜中の2時まで散歩していたので夜は倒れるように眠りにつきました。

つづく。

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Posted by fujiwara at October 12, 2008 02:44 PM