ヤロスラヴリの2日目はザ・ヨーロッパ・ノイズ連合のイベント。やはりここでも昼間は観光。しっかし良く歩くなー。
ニジニ・ノヴゴロドにも流れていたボルガ川沿いを散歩。
大陸を悠々と流れる大河は“重さ”が違います。ホテルの近所と違って閑静な町並みもあり、教会があり、そしてトローリーバスが走り。
それぞれのロシアの街はまったく違う顔をもっていますが、共通するのはトローリーバスと路面電車。元共産党本部と思われるスクエアで重工な建物。赤い教会。
よく見ると、紋章に熊が。ベルリンにもいたなー。
途中、JAZZセンターに寄って見学しました。
館長のイーゴリさんにコーヒーをごちそうになりました。ソビエト時代にはありえなかったというジャズの学校。今回のSXQ!ロシア・ツアーの成功を支えていたのはこういった歴史的事情があるのかもしれません。日本にいると何でも手に入るのが当たり前ですが、ジャズという一つの音楽のスタイルでさえ、十分に知識を得るのが困難な時代があったというロシアの事情を思うと、自分が如何に恵まれた環境にて、あぐらをかいてはいなかったと反省せずにはいられません。何でも手に入るという環境がかならずしも良いわけではないのですね。精進しょうじん。。
さて今日のイベント。ヤロスラブリのイベンター、サーシャさんのブッキングで美術館でのノイズ・パフォーマンス。いやー今日も我らがノイズ連合、かましてくれました。
でも明朝モスクワでヤツラとはお別れです。
優しくて力持ち、気配りもきくし冗談もかまして場をなごませるという「the 男」クリストフ。
寡黙でシャイだけれど、いざパフォーマンスとなれば汗だくでオリジナルのシンセを演奏するエドワルド。この日も最高でした!
いつもジョークで場をなごませ、SXQ!をアゲてくれていたヨーギル。ひとたび演奏となればスーパー・ストイックなノイズで圧倒してくれました。
SXQ!とヨーロッパ・ノイズ連合のロシア・ツアーも演奏が終了。深夜0時発のモスクワ行きに乗り込みます。
寂しさを隠すように寝台列車のなかでは宴会状態でもりあがり。いままで呑んだ姿を見なかったエドワルドもウォッカをぐいぐい。一緒の車両だったタジキスタンからきたイスカンダル(!)という名のオッサンも熱い人物でもりあがりました。
4時間の移動でモスクワ着。タクシー・バスで空港へ。国際線のターミナル1でヨーギル、クリストフとお別れ。ガシっとハグして再会を誓います。
我々の出発するターミナルCまで、エドワルドとすっかり我々の”ビック・ママ”となったリューダが見送りに空港まで来てくれました。
ロシア・ツアーをオーガナイズしてくれたリューダ。純粋に音楽を伝えたいという意識でツアーをブッキングしてくれた姿勢が、それぞれの場所での大成功につながっていたと思います。信じる音楽を裏切らない信条こそ最も大切であって、信じきることができれば必ず結果はついてくるということを再認識することができました。スパシーバ(ありがとう!)リューダ!
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