sxq!  russia~lithuania tour #13

リトアニア2日目。ホテルには朝食のバイキングがありました。なんてことありませんけれど、こういう普通のことが普通じゃない世界にいたんだなとしみじみ思います。昼の12時、ゆっくり目で集合。郊外の街、ヨナバへバス移動。

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1時間半程のドライブでした。高速道路も車が少なく国全体の人口密度を感じます。まぁ日本、特に東京が異常なのですけれど。車窓からはただただビロ〜んとひろがる平地で、遠くに山などありません。地形的にはロシアのそれと同じなのですが、通りすぎる村の家から、ほったて小屋にいたるまで建物のセンスがとても良く、北欧の家具とか、近頃流行りのカフェとか、そんな風情です。途中の通過した大きな街は実物大のジオラマのようでした。そうそう、子供の頃によくながめていた田宮模型のプラモデル・カタログに載ってたジオラマですよ。あのまんま。ということはこういった美しい風景でも当時は戦車がバンバン打ち合っていたのかもしれません。

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残念ながらそういうウツクシィ〜のはとれませんでした。帰り道に期待。

リトアニアという国はソビエト崩壊直後にはやばやと独立しました。ソビエト併合時代以前もポーランド、ドイツなどに併合されていた時代が長く、せっかく独立しても20年ともたなかったようです。しかし「歌の革命」とよばれた今回の独立運動からはメディアをつかった情報戦というあたらしい戦い方を駆使し国を守っているようです。軍隊をもって武装しないと落ち着けない国ってどうすかね?

さてさて、まず一行は今日の宿泊先へチェック・イン。これまた新品です。街からは車で10分くらいですが、この周辺は新しい工場などが次々と立てられていてヨナバの誇りなんだそうです。室内もまたセンスがいいっすねー。

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会場はヨナバ公営のアート・センター。今回は"Homo Ludens"という街のアートフェスティバルに出演。建物自体は東側の時に立てられたようで70年代のにおいがプンプンします。

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1階の会場では写真のギャラリーがあったり、若者が仮装したり。

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here you are!

アテンドのアグネさんによるとおそらくこの街に来た初めての日本人じゃないか、なんて言ってました。そういえば昨日お会いした日本大使館の職員にきいたところによるとこの国にはたったの40人しか日本人がいないのだそうです。それでも日本の国のものは沢山知っていて、北野、宮崎など最近の映画からピカチュウまで。

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アグネさんは絵画をやってる25才。現在はフィルム・アートにはまってるのだそうです。今回のフェスティバルのパンフレットのアートワークも担当。

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リハーサルののちまもなく開場

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ハチマキは本当はハチマキになってないんだけど、作ってくれました。こってます。

日本に対する関心の高さを示すように会場は立ち見がでるほど満員になりました。

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120人くらいでしょうか。会場の響きもよく、リラックスして演奏。ちょっとリラックスしすぎた分、反省もありましたが、それなりにウケていたようで良かったです。
夕方5時からの演奏だったので夜は宿泊先で宴会。今日はバリトン吉田が絶好調。得意のカルト話でひたすら盛り上がります。

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酒の席でのヨタですが、どうやらSXQ!とはリーダー松本が読みまくったマンガがルーツにあるようです。ハレンチ学園とマカロニほうれん荘に赤塚不二夫。ギャグとエロスとナンセンス。納得。なっとくしていいのか?「いや、いいんだよ」byリーダー。

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Posted by fujiwara at October 16, 2008 10:58 PM