さてさてアリゾナ。
デイブの母親のパドさんに挨拶。
彼女としばらく歓談。
セドナという土地はアパッチの一派が仕切っていたところだそうです。
でも今ではその辺をぶらぶらしてもまったくネイティブの人たちには出会うことがありません。
ハタケン氏はアリゾナ4回目ということでかなり詳しい。彼のおすすめでジープツアーを体験しました。
許可の必要なリザベーションのツアーを期待していたのですが、フリーのボルテックスを回るツアーでした。ボルテックス(vortex)とは日本語で渦巻きのことで、鉄分の多いセドナの土地で磁場などが異常な場所をボルテックスと呼び、インディアンにとってはビジョン・クエスト(瞑想)などを行うための神聖な場所でもあります。
ホピやアパッチなどの人々はセドナに住まうことをしなかったようです。理由は諸説あるようですが、大地とのつながりを最も大切にするインディアンにとってこの土地は不可侵な場所として保存する必要があったのだろうと考えられます。
そういう土地にジープにのって観光していることにすこし矛盾を感じ、複雑な想いでした。
最後にいったvortexは非常に静かで、目の前の岩山が大仏かなにかのように感じられました。
背後にあるのは「電気プラグ」とあだなされている山。フォースが湧き出ているらしい。
ヴィジョン・クエストに適した場所。ここがまだ未開の土地だった頃、この風景を前に個を捨て、客観的にものを見る訓練をしていたと思うと心が引き締まる想いです。
メディスン・マンには植物の群落のなかで、どれがその場のチーフであるかがわかるそうです。たしかにこの辺の植物にはキャラクターを感じます。
さていよいよ明日からオースティンということで、シローちゃんと合流です。
本番にむけてチャージもして、じっくり本番にのぞみたいと思ってます。
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