hataken's machines

いよいよ10/09、quartz head council vol.2が迫って参りました!
今回のカウンシンルのキーパーソンであるhata-kenのスタジオ機材などを紹介しながらいったい10/09はどんなことになるのかを探っていきましょう。

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ハタケンさんです。いじっているのは彼がメインで使っているkorg mono/polyです。
2003年にイギリスから来日しているアーティスト、リチャードに会い、リチャードが主宰するkenmachinesに参加。それまではデジタル機材で音楽を製作していたそうです。「だからアナログ自体は最近のこと」と言ってました。リチャードは1980年頃から今とまったくかわらぬ機材で音楽をやっています。「昔の仲間はどんどんデジタルに移行していったけど、これがボクのシステムなんだ」とsequential circuitsのpro oneを20年も使っています。

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リチャード。イギリスではshamen(シェイメン)というユニットに参加し、世界的に成功をおさめました。彼に言わせると、「pro oneは強い男で、moog mg1は彼のガールフレンド。でもちょっと年増。最近やってきたmoog voyegerにちょっと嫉妬。若いから。」などと機材がしっかり人格もっております。

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ハタケンさんのもう一つのセクション。5台のroland tr 606とtb 303。どちらも1982年に発売されたアナログシンセ。まだmidiというインターフェースがなかった時代ですから、cv/gate方式で他の機材とシンクしています。いったいmidiとcv/gateとどっちが良いか聞いてみたところ、「どっちが、ということではなくて、それぞれ違っていて面白い」とのこと。実際、midiのシーケンサーをホストに使ってセッションするとなんかちがう。cv/gateの方がナマナマしい、というか、、。いずれにせよ、バーチャルなんかじゃないんだぜ、という気合いに満ちた直出しの存在感は素晴らしいです。
ちなみに、「アナログシンセの世界にはモジュラー・シンセといってタンスというか仏壇というか、そのくらい大きなものをコレクションしたり、自分で作ったりするほどのマニア」がいるようで、私もそういう人たちのサイトをのぞいてみましたが、世の中、どんな人でもいるなーと感心。

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korgのアナログステップシーケンサー sq10。これでmonopolyをコントロール。midiで組んでいくシークエンスはピアノの鍵盤だったり5線紙だったりで思い描いたメロディーをインプットしていく感じですが、こういう機材の場合は数値的で、うまく表現できないのですが、midiよりも不便である分、ちがった発想でメロディーを作っていくことができて楽しいです。

ハタケンさんはもともとベーシストで、中近東のパーカッション、トルコのダラブッカやイランのフレームドラムなどを演奏します。「自分ではダラブッカ奏者だとは思っていない」そうですが、すごく上手です。
council vol.2では彼のパーカッションも聴かせてもらおうと思っていますので御期待ください。

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Posted by fujiwara at October 5, 2004 06:41 PM