interview to rebustape and abudo bayfall 05/22

interview w/ Abudo Bayfall

Q 貴方にとってグルーブとはなんですか。
Abudo 一緒に音楽を作る者同士できちんとコミュニケーションをとることができれば、音楽はグルーブすると思います。そのためには互いに尊重しあうことが大切です。

リハーサル前にコーヒーをのみつつ一服していたときにふと、軽い感じで質問してみました。Abudoとはhumanbeatで初めて知り合って、彼の叩くジャンベの「ノリ」に強烈なアフリカを感じ、この人たちはきっと自分とは違うふうにリズムを捕らえているのだろうと思っていたので、いったいそれがどんなふうな感覚なのか、興味があったのです。その答えはあまりにシンプルで、当たり前のことをきちんとやっていくことの大切さを再び教わった気分です。

Abudoのプロフィール

西アフリカ伝統舞踊のプロフェッショナル・ダンサー
 ・Djembe(ジェンベ)
 ・Sabar(サバール)
 ・Sourouba(ソルバ)
 ・Thiakaba(チャカバ:竹馬を用いて1本足で踊るダンス)
 ・Coumpo(コンポ:ジョラ族のダンス)


16才 ・ Culture Center of Blaise Shegore
    (ブレス・セゴン国立学校)にある
    『Ballet Senemew (セネガル第二国立舞踏団) 』
    に所属する。
1996 ・ 『Ballet Senemew』 の最年少団員としてモロッコ
    にて初の国際舞台を踏む。Fils du Ballet
    (バレエの申し子)の愛称をもらう。
1997 ・ 『Ballet Africa 2000』に所属。
     スペインにて2年間公演。
1999 ・ セネガルに帰国。
    『Ballet la Linguere (セネガル第一国立舞踏団)』
    に所属。
    セネガル国内のバレエ団(Ballet Snemew / Ballet Diallo
    / Ballet Liberte ...etc) に招かれ、ダンサーとして活躍。
現在 ・ 日本に在住し、北海道、福岡、大阪、東京など全国各地にて
    ダンスワークショップ・演奏活動を行う。

Q ジャンベを叩き始めたきっかけは?
Abudo あまりに自然に始めたので覚えていません。

こういうところにチガイがあるんだろーな。いままでで一番「スゴイ」と思ったパーカッション・プレイヤーは Mor Sylla さんといって彼の従姉妹だそうです。ともかく「コミュニケーションをとる技術がスゴイ」のだそうで、つまりグルーブする、ということなのでしょう。現在はスペインで活動しているそうです。

Q こういった機械とのセッションに抵抗はありませんか
Abudo まったくありません。スペインにいたときに、テクノ・パーティーなどでパーカッションを叩いていたことがあるので、音楽的にもなじみがあります。ただ、機械と演奏するときは"on"で演奏する感じですが、人同士の場合は"in"で演奏することができますね。

Q 今回のカウンシルではその"on"を"in"にしていこう、という試みなのですが、はたしてそんなことが可能でしょうか
Abudo 音楽に限界などないし、私はいつでも結果を決めつける事無く挑戦するようにしています。きちんとコミュニケーションをとって"in"で演奏することもできるはずです。

05/22

interview w/ Rebustape

Rebustapeことシローくんは私と同じくYMO世代。私の場合はその後ジャズの方へ進んでいきましたが、彼はテクノ道まっしぐら。今回のセッションは彼にとっても新しい挑戦になっているようです。

Q いつもDJをやっているときの感覚と今回のこうしたセッションと、違いがあれば教えてください。
Rebustape DJをやっているときは意外と冷静で、オーディエンスが次ぎのレコードを自分に教えてくれる、というか、選ばされている、ようなとき程、良いプレイができるのですが、今回は同じ時間、同じテンションのプレイヤーから帰ってくる生もののフィードバックがあって、気がつくと立ち上がってキカイをいじってました。(笑) ひさしぶりにバンド体験してます。今日、Abudoやダイスケさんとコミュニケートするなかで、なにか、キカイの中の世界を外に出している感覚になりました。

この後われわれは当然のようにYMOネタでもりあがりました。「自分はそんなに詳しいほうではない」といってましたが、「この時のライブでつかってたシンセは・・・」とか。十分詳しい。


05/22

Posted by fujiwara at May 22, 2004 03:24 AM